na2kox's diary

熱しやすく冷めやすい人間の生産性のないくだらない日々を綴る備忘録です。

レ・ミゼラブル日生劇場1回目


レ・ミゼラブル (4/2 日生劇場
山口祐一郎 鈴木綜馬 笹本玲奈 井料瑠美 河野由佳 泉見洋平 佐藤正宏 瀬戸内美八 坂元健児

なんだかかなりお久しぶりな気がするレミです。
初日が綜馬さんって珍しくないか?な?嬉しいな嬉しいな嬉しいな。

日生劇場なかなか見やすい。舞台上小さくて混みあってる印象はある。

山口バルジャン・・・今回は相当遊んでたなー若干うざい位だなー。なんかこの半年で祐さん何回見てるよお前って程なので、もう既に私にとって空気の存在になりつつあるわけですが。悪い意味でなくいい意味ですよもちろん。空気な。
うざい時もあるけど空気だから別に腹たてる程じゃないという感じです。
やっぱり祐さんはコロレドが1番いいと思うよ。バルジャンも悪くはないけどさ。

今回はリトコゼを13回まわしてました。数えたからねあたくし。あの人なんで目が回らないのだろう。確実に大丈夫だったからね人間じゃない。
しかし綜馬さんとの相性は長年の付き合いだけにか、相変わらず抜群。対決シーンの「ジャベール合わせ」が外れる事がまずない。息がぴったり。
でも、歌とかそりゃ素晴らしいんだけども飽きたという現状です。

綜馬ジャベール・・・綜馬さん戻ったなー!ここ最近心配な程痩せてたのでベストに戻ったみたいで安心。やっぱりこれ位の体系じゃないとジャベールはこなせまいよ。今回は2列目だったので、ジャベのシーンは綜馬さんだけをひたすら目で追っていたので(多分綜馬さんばりに瞬きしてない)目が痛いわ首痛いわ(前の席なので目線が上)顔がにやけるわで大変でした。近くで綜馬さん見る時いつも思い出すのはギリシャ彫刻の像。

今回スターズの「ぶちこむぞー」の「ぞー」の歌い方が違いましたね。語尾を盛り上げる歌い上げ方じゃなかった。その後の「この〜」はいつもどうり物凄い語尾の盛り上がりで胸がワクワクしましたが。何か意図があったのかしら。

あと初日だからまだ慣れていなかったのか、珍しくコートの裾の扱いがきまってなかった!これ珍しい。スターズの半ばの所も1幕ラストの所も。なんかアワアワしてるジャベでかわいいっちゃかわいいんだけど(つまりなんでもいい)
その他の手の華麗な動きだったり、独特のしぐさだったり、足スタっと合わせる所、かっこいい警棒さばきは健在です。

あと大阪の時もそうだったんだけど、なぜ綜馬ジャベは井料ファンテには扱いが優しいのだろうか。「やめろ・・・泣き言は」っていう感じなのよね。他の人には「やめろ!泣き言は」なのに。警棒で突き放すのも優しく突き放すんだよねー。

自殺は大阪より動きが激しくて、つまづきだけじゃなくて体ごと崩れ落ちるような感じでした。綜馬さんの中でもジャベール像は日々進化しつづけているんだね。
綜馬ジャベはやっぱりどうしても牢獄で生まれたようには見えない気品あふれる貴族っぽいエリートジャベなんだけど(笑)だからこそバルジャンを執拗に追い続ける所に狂気を感じるし、清潔そうで冷酷そうでクールな人間だけに、心の乱れも後半になると明確に見え始める。絶対だと信じて疑わなかった正義の前に、バルジャンを許す事により脆く崩れ去っていくジャベール。という私のイメージどうりのジャベールは、やっぱり綜馬さんだけです。

笹本エポニーヌ・・・聖子ちゃんが変わったなーと思っていたら、玲奈ちゃんも同じ方向に変化していた。やっぱりこの2人ってセットなのか?全然悪くないし、いいと思うんだけど、私は2人とも前の方が好みだったなぁ。あと玲奈ちゃんは可愛過ぎて、エポの哀れさというか切なさが伝わってこないというか・・・(せめて髪の毛ヅラにした方が)
ANZAが見たいなー可愛いし声も好みなのだ。歌は落ちるけど。

井料ファンティーヌ・・・やっぱり好きだなー井料さんのファンテ。苦手って人が多数いるのもよく解るんだけどね。個人的に歌い方が嫌いじゃないし何より儚いのがいい。

河野コゼット・・・ごめん、ほとんど見てなか・・・。いいと思います。

泉見マリウス・・今回熱かったな。暑苦しいな。「私はー戦おうー!」の所、あんなに気合入れて戦いに力を入れるマリウス初めて見たからな。2列目で顔をよく見たら、なるほど、可愛い顔をしていた。マリウス顔。

佐藤テナルディエ・・久しぶりな気が。テナルディエという男のイメージには1番ぴったりな人なんじゃなかろうか。駒田さんはちょっとかっこいいし、コングさんは恐ろしすぎて。悪重視という感じなのよね、コングさん。歌は抜群なんだけど。下水道シーンのソロで拍手が起こったのは私が見た限りコングさんだけだ。

瀬戸内テナルディエの妻・・瀬戸内さんはじめの頃に見た時より断然キャラがたってきたよな。怖いものな。ただコメディさという面ではやっぱり森クミさんには劣ってしまう。それは仕方ない。

坂元アンジョルラス:今回から笑顔多め?仲間に向ける笑顔が限りなく優しくてキューンとしちゃったよ!バカァ!今までみんなに支えられてひっぱっていくリーダーアンジョといった感じだったのが、ちょっと大人になった感じがしたこの頃。かっこいいよ坂元さん!
歌は珍しく今回ちょっと調子悪かったかも、語尾が。ちょっと、のレベルだけどね。しかしこんなにも低音にドキドキさせられる男の人って珍しい気がする。
いつも思うんだけど「市民は立つ!」の所の腕の上げ方が「にゃー!!」って感じで恐ろしいほど愛らしい。坂元さんだけだなこういうの(笑)

今回の司教様の歌、全く有り難みがなかったなー。というよりも最近の司教様は歌声で感動ができないのよね。去年の春の司教様が1番凄かったな。歌声だけで天国いけたからな。

ところで今回のコンブは小鈴さんではなく。物凄く物凄く物足りなかった・・・。全然悪くなかったんだけど、これはもはや個人的な趣味の問題であり。小鈴さんのコンブの設定のお芝居がとてつもなく好きなのだ。小鈴さんのコンブってちょっとジャベールに一目置いてる感じで結構ジャベを気にしている所が好きなのよね。あと酒屋のシーンの小芝居がとても面白くってニヤニヤする。早く見たい!