na2kox's diary

熱しやすく冷めやすい人間の生産性のないくだらない日々を綴る備忘録です。

お前外れクジひいたぞ

クローズZERO II プレミアム・エディション [DVD]

クローズZERO II プレミアム・エディション [DVD]

大好きなクローズZERO続編。凄く面白かったです。
ただ初見だとちょっと追いきれない部分とか、理解するまでに時間かかる部分があったりするかと思うので(1より2のが物語が絡まってるかと)2回見た方がより面白いと思う。そんな私はもう3回見ているらしいよ。

これだけ大人数のキャラクターが出ていて、見事に全てのキャラクターが立っている映画って貴重。若干不安だった鳳仙高校の面々もとても魅力的に描かれている。役者陣も非常に良かったと個人的には思う。

ネタバレ感想恐ろしいほどに長いので折ります。
とりあえずまずは鈴蘭側中心に感想を(というより百獣の王ばかり)
芹沢多摩雄が1に増して素晴らしくかっこよかった。
なんつうか「ちょ!待って!今のシーン巻き戻し!!」みたいなシーン多数w
今回落ち着いている芹沢に、山田が演じながら序盤はフラストレーションが溜まったって言ってたかと思うんですが、時生の体を案じ、源治を案じ、鈴蘭を案じ、そんな全てを背負いながらどう動くべきか思案している芹沢は、また違った意味で非常に魅力的だった。最終的に覚悟決めたのは、屋上での時生の姿を見てからだろうね。やっぱりこの人は源治に負けようが勝とうが、源治父の言葉を借りれば、自然と担がれる側の人間なんだよな〜。

過去の血の抗争に参加していた芹沢を見ながら、命の大切さや鈴蘭の上に立つ重みってのを充分に理解している男なんだろうなと改めて思った。だからこそ漆原とタイマンした芹沢が生きた。ほんとおっきい男だと改めて感じたわけで。
そういえば過去シーンで1年生の鳴海と芹沢がお互いを認識した所印象的だった。鳴海の「会ってみてぇなぁ・・・芹沢倒した男に」っているセリフに繋がる大事な1シーン。

つうかあの1年戦争を2時間位で見せてくれ!1年坊の芹沢と時生がかわいすぎてもっと見せてくれたらいい!特にカチューシャ多摩雄が・・・っ!若々しいケンカぶりに目が輝いた。役者ってすげぇえ。
どうでもいいけど美藤兄怖すぎだろwww初見でおっさんすぎて吹いたわww(1番吹いたポイント)美藤父じゃないのかアレwwあんなのが向かってきたら恐ろしすぎて自ら川落ちしようと思います。死を覚悟します。

以下今回の芹沢多摩雄さんのタイマン。
伊崎 VS 芹沢
キレものの伊崎を認めていた(だろう)芹沢だからこそ、この2人がなんで未だに対決していないのか凄く謎だった。タイミングの問題だったんでしょうけど。
今回2人の対決が見れると聞いてワクワクした。そして見ながらゾクゾクした。
またこれ負けはしたけど伊崎はやっぱり強かった!と思わせる演出が流石。
伊崎の攻撃スタイルを合わせていたら勝ち負けがつかないと判断した芹沢が自分の攻撃スタイルを変えて勝利っていう。負けはしても伊崎の強さは十分伝わった。
その後の伊崎の「猫に引っかかれた」猫=ライオン=多摩雄ってのも凄く・・・いいです。

漆原 VS 芹沢
基本的に芹沢のケンカのスタイルが好物。ガードなしの攻撃型。抜群の破壊力と得意技が大技。漆原にひたすら打ち込ませた後に顔面に強烈な1発とローリングソバットの2発で決着とかどんだけ。VS漆原戦は筒本を全治3ヶ月の病院送り(若干の大人の事情含む)にした漆原に対して、ケンカには限度があるってことを教えこませる芹沢が粋すぎる。仲間である筒本を大事にする気持ちと同時に漆原にも大事な事を伝えるって流れは最高。慕われるはずだ。ほんっと多摩雄は魅力的な男だよなぁ〜。

もっと芹沢のケンカが見たかった。今回はほんとに気味悪い位のケンカしてましたよね。楽しそうにケンカする表情にイッちゃってる妙な色気を感じる。
なんだか知らないけど後半のケンカ場面は芹沢のかっこよさに泣けた。そして源治の前で源治が進む道を開くべく戦ってる芹沢の姿は更に泣けた。というか小栗も言ってたけど同じくテンションあがった。ついでに言うと伊崎の道を守りながらの「行って来い」にも泣いた。

源治については今回本当に何もしてない。むしろ休戦協定を勝手に破って火種作った張本人。いやー1から全然成長してねぇなぁーってのがまず思ったこと。まぁこれが源治なんだけど。芹沢の「新参者に鈴蘭の看板はおもてぇなぁ」に全て同意。この言葉も源治を認めていない訳じゃなくて深い意味があるってことに源治は気づいてないんだろうなぁ。力で上に立ったら皆がおのずとついてくると思ってしまってる甘ちゃんなわけで。
重要なのは「力が信頼を生むんじゃねぇ、信頼が力をくれるんだよ」ってこと。※漫画は違うけどろくでなしブルース川島編の大好きなシーン。

校内放送にしても源治の個人的な自分語りじゃ鈴蘭生の心に響くわけないし、40人しか集まらなかったのが、鈴蘭だなぁと。ここで集まるとみんなが来る所が見せ場じゃなくなってしまうので仕方ないんだけど。ちなみにみんなが歩いてくる見せ場は、ゾクゾクしたよ。こういうのたまらない。

仲間に余計な血を流させまいと1人で鳳仙に向かうのも源治らしいっちゃらしんですが、やっぱりこれも鈴蘭のトップの行動としては違う気がしないでもない。
まぁこういう源治だからこそ芹沢も後から来るってのもあっただろうけどね。この辺見てると双子と伊崎と芹沢が、非常に大人だなぁと。
特に双子は今回非常に素敵位置にいましたな。「頭割れたらセメダイン!」とか「ついにセメダインを使う時が来ましたね!時生くん!」「おれたちも辛い別れ乗り越えてきてんだ」とか素敵過ぎた。ラスト軍団の所へ来ている所がまたいい。泣かせるよねー。終始双子と芹沢が以心伝心してるのがたまらない。

で、戸梶。ほんと戸梶は最初から最後まで芹沢軍団のことしか考えていない。芹沢がトップだって思う心は1番揺るが無い男。源治がたった1人で鳳仙に乗り込んだってのに「GPSが潰れたところを芹沢軍団が潰す」とかただひとり空気読めてない戸梶に泣いた。しかしそれも軍団を思うが故なわけだが。それなのに芹沢に進路を聞いて「ぜってーおしえねぇ」といわれていた戸梶にまた泣いた。そういえば時生だけには教えてるみたいでしたね・・・ふ〜ん・・・。

と、まとまりのない感じで終わる。

時生、伊崎、鳳仙、ヒロミ他たくさんと語りたいことはまだまだあるので、
今回はひとまずきります。