na2kox's diary

熱しやすく冷めやすい人間の生産性のないくだらない日々を綴る備忘録です。

あなたの音に溢れてる迷いのない強さを


仮面ライダーキバ ファイナルステージ  中野サンプラザホール
瀬戸康史武田航平、山本匠馬、芳賀優里亜松田賢二
小越勇輝、加賀美早紀村田充(1/31)
瀬戸康史武田航平加藤慶祐柳沢なな、高橋優、熊井幸平
小池里奈杉田智和(2/1)

東京の1/31と2/1の2日間参加してきました。
どちらも夜の部のみの参加でしたが、キャストそれぞれのキバへの愛情が詰め込まれた挨拶に「そうか、もうキバは見れないんだなぁ・・・」と改めて思わされて感慨深くて寂しくなった。特に号泣しながらキャストやスタッフへの感謝の気持ちを述べているななちゃんの挨拶にもらい泣き。泣けばいいし!泣いたらいいし!しかしまさか自分が泣くとは思わなかったぜ。人間の心を持っていた事に安心しますた。あざす。

両日参加して思ったのは、キャスト本当に仲良しで、キバを愛していて誇りに思っているということ。ほんとにキャストの思い入れの深さをひしひしと感じた。最後の挨拶はそれぞれの個性の出る挨拶で、感極まって泣いてしまう人もいれば、必死で泣くのを堪えて感謝の気持ちをしっかり伝えようとする人も。

前者は両日通して結構いましたけど、特に印象に残ってるのは最終日の熊井くん。お前引退でもすんのか!って位の号泣っぷりでしたわ。なんかあれだ・・・あの・・・色々あったんだろう・・・多分(深くは言わない)

後者は航平くん。航平くんの場合、2/1の夜よりも1/31の夜の方が涙腺やばかったように思う。声が詰まっちゃっててこっちもうるっときたぜ。多分、1/31は平均年齢の高い組で松田さんもいたしってのがあったんじゃないかと。2/1は年齢的にお兄さんの位置だったし、自分がしっかりしなきゃってのが凄く伝わってきた。司会がアレ(もはやファンガイア)だから、要所要所締めて空気読んで回してくれてました。そういった部分ってのは毎度のことながらほんと尊敬する。

笑いあり涙ありと本当に素敵なイベントでしたが(ショーもすげーよかった!)、ただひとつ心残りなのは、再現でゆりと音也のラストシーンが生で見られなかったこと・・・!今思い出してもじーんとくる。死にそうな位辛い状態の音也がゆりに「お前は笑顔が一番よく似合ってる」と笑って、死にそうな位苦しいのにゆりが強がって笑って。「お前に逢えて本当によかったと思ってる」なんて台詞遺していくなんて音也はやっぱり反則だ・・・。ゆりはやっぱりある意味音也の運命の人だったと思うよ。あのシーンは2人とも凄く思い入れがあるようだし、これはDVDにぜひに!


さて、個人的になんやかんやで大好きなキバに関して語らせて頂くと。
無駄に結構長い上うざいのでしまいます。

昨年電王にハマって特撮を久しぶりにまた見始めて。キバの初めの頃は、やっぱりまだ電王への愛情が強くて、健くんがいつか冗談まじりに言ってた「寂しい寂しい言いながらみんな次のライダーに夢中になっちゃうんだよ〜」にそんなんなるかー!ゆうと以上に好きになるライダーが出るとは思えないし!位に思ってました。が、そんな私も結構早い段階でキバに夢中になることに(気持ち的には音也愛が先行して進んだ)
今でも電王は大好きだけど、やっぱり第1話からリアルタイムで見ていたキバへの思い入れは深くなってしまうよね。キャストが悩みながら必死で向上心を持ちつつ戦っている部分をリアルタイムで追っているわけだから。そういえば、最終回前に音也演じる航平くんとゆり演じるゆうちゃんのブログ上でのキャッチボールは、涙だだ漏れだったなぁ。


終わりました・・・」(武田航平オフィシャルブログ)
音也」(高橋優オフィシャルブログ)

イベントにもほぼ参加。どのイベントでもキャスト陣の仲の良さが伝わってきて、現場の雰囲気の良さが伺えた。それこそ日を追う毎に。キバはメインキャストとサブキャストが過去・現代とあっただけあって人数が多いですが、それがまた仲間のようであり、家族のようであり。そんな姿を見たり、1年間見守り続けた役者さんですから、全員大好きだし、これからもきっとずっとずっと応援しますぜ。

キバ自体のストーリーについては、実の所、終盤ちょっと個人的には心が離れてしまう部分がまぁちょっとあった。終盤になってもどっぷりと感情移入出来ない渡にだったり、音也の変化だったり、良くも悪くもラスト終わりよければ全てよしな展開になってしまった点だったりと。
ゆりと真夜の間で揺れる音也は見てるこっちも苦しかった・・・。一見チャラく見えるけど意外と硬派な航平くんも、ブログ等で拝見するに展開に結構納得いってない(といっちゃ語弊があるけど)ツライような心情に見受けられたので、そこもシンクロしちゃったのかもしれない。
誤解しないでほしいのは、音也に関してはゆりではない誰かが相手になるんだろうなっていう部分は初めから解っていた事だし、2人同時に愛してやる!っていうアホな愛すべき男だった訳でその点は理解していた(つもり)。時間的な問題なのか、はたまた井上大先生のアレなのか、すべてにおいて唐突だった部分がちょっと残念だった。もっと丁寧に描いてほしかったなぁ(音也が主役じゃないから仕方ないんだけどさ)恋をしたら意外と普通の男になってしまったってのも、勝手に残念に思ってしまったポイントでもあるんですが。それほどまでに初めて誰かを愛したんだって事を描きたかったんだろうけどね。
そうはいいつつ、真夜の膝の上で眠るように穏やかな表情で息を引き取った音也を見ていたらむかつくけどまぁいいやって気もしないでもないです。

馬鹿でアホで自由人で、正義感が強くてどんなに辛くても芯はぶれることなく、人間の中に流れる音楽を守りたい、ただそれだけを胸に戦い続ける男。誰よりもヒーローの中のヒーローだった。終わってみたら、真夜の「純粋で曲がったことの嫌いな真っ直ぐな人」ってのは、ほんとに音也の本質を突いた評だったよ。
自らの命をかけて、父親として男として、最後まで一切の躊躇を見せずに戦い続けた男が時には師匠となり皆の道を照らしてくれた。

キバという物語は、音也が奏でていた愛に溢れた音楽で、渡をはじめとする皆(時にはファンガイアでさえも)光のある方向へ導きながら、彼の魂を刻み続けた話だったんだんじゃないかと思えてしまう。勝手な男ではあったけど、やっぱり魅力的だった。


私は本当に音也が大好きでした。航平くん、お疲れ様でした。本当にありがとう。
音也はずっと忘れません。これからも、もちろん応援していくぜ。

そしてキバ、キバキャストのみんな、大好きでした。1年間ありがとうございました。
毎週日曜日が楽しみでした。
本当に本当に寂しいけど、関わっていた全ての方々に、感謝。