na2kox's diary

熱しやすく冷めやすい人間の生産性のないくだらない日々を綴る備忘録です。

第3話「さよならの光」

今回はドラマの質的には高かったけれど、話は粗が目立った回だった気がする。
まぁでも粗探しをしてドラマを見る事程つまらない事はないので、それ以上にハラハラした展開で楽しませて貰ったのでそれで充分満足してます。

友彦と行為中に死亡した女に対する偽装は、この流れだと何故偽装する必要があったのか疑問。亮司ひとりで偽装する分には松浦の手前という理由はつくけど。この流れだと雪穂を呼ぶのは違うのかと。ただ亮司が弱かったっていうならありですが。原作では友彦に対する今後の必要価値を考えて敢えて偽装するわけで。原作のように考えて進んだ方が今後よかった気がするけど、今のドラマの二人にはその発想は無理だよなぁ。

しかし死んだ女を目の前にして「血液型違う?・・・それなら完全に他の人と会ってたって事に出来るよね」という雪穂は鬼だね。そりゃバカ女と叫びたくなる(笑)
実際死んだ後にその行為って出来るんだろうかとずっと疑問だった。原作もそのとうりなのでその頃から疑問は疑問だったのだけど東野さんの事だから調べてるんだろうとスルーしてたけど。解剖ってその頃あったんだっけ。とりあえず行為中に死亡って事だから、している時点で死んでいてその後気付かず数分間って事もありとすると解剖的には平気のような気がするが。
まぁでも死んだ人間とするのは、もう人間終わった気がするだろうな、亮司よ・・・。

今回は途中で亮司も全てを捨てたけど、やはり情けないまま。実際原作では既にできあがった亮司しか読む事が出来ないので過程がどうだったかは判らないわけだけど、やっぱり人間はそこまで強くはないって見方でドラマは進めるようですね。
思うにこのドラマでは、雪穂の前では情けないままな気がする。雪穂と同じように雪穂の前でだけは冷静な部分を捨てて弱さ脆さも出すんだね。
全てをさらけだせる唯一の女性ではあるけど、そのままだと同士としての雪穂はずっと不安なんだよね。難しい問題だ。

桐原亮司という人間を殺して、雪穂の為だけに生きると決めた男に対して「最高の卒業祝いだよ」というのは、末恐ろしいですね。雪穂も壊れてるのね。亮司も壊れてる。
今後亮司は苦しい展開が続きそうだけど、このドラマを見ている限りではどうも雪穂が亮司を本当に愛しているのかどうかが読めない。利用価値を見出されている気がして。
幻夜」の雅也的な立場に見えて仕方ない。

小さい頃なりたかったのは、海賊だと言った亮司が切なかったですな。