３回目の風を結んで

風を結んで　（池袋サンシャイン劇場）
演出・振付：謝　珠栄
出演：鈴木綜馬　畠中洋　今拓哉　坂元健児　風花舞　川本昭彦　福永吉洋　幸村吉也　平野亙　武智健二　絵麻緒ゆう

ペンギンに似ている。そうペンギン。
何がって、捨吉さんの歩き方。ああ残像が。頭の中にペンギンがいるんだ。
由紀子お嬢様の踊り場面で端でリズムとってる捨吉っつあんが愛しい。
なぜか真顔なんだけど曲が速くなるにつれてリズムも小刻みになる所が愛しい。

さて今日の感想。といってもお話の感想はないです。
ということは真面目な話はないのです。ひとりよがりです。
３度目なので捨吉さんの感想ばかりです。双眼鏡でひたすら追っていた。

でもこれ再演したら絶対行くと思う。幸村さんとか凄く惹かれてしまいまして。
顔も素敵なんだけど、ダンスといいますか舞といいますか凄く綺麗だった。

綜馬さんが初出の歌を歌い上げている時、あれ、今日は声の調子が悪いなと思いまして。
喉が疲れてる感じで、このまま最後までいくのかな、と心配になった。
２階席だからか？とはじめは思ったんだけど、違う。喉につまってる感じで痛々しかった。すごく心配すごく心配。
でも、次に歌う曲の時はベストとまでいかずども復活してたから、流石と唸った。柔らかく暖かくでも訴えかける歌声は健在。ああこの歌声の為なら〜。
だって今日はじめて綜馬さんの歌声を聴く人がいるとしたら、勿体なさすぎるものね。２曲目までにうがいしたんかな。音一会の時みたいに。ふふ。
楽日までなんとか頑張って欲しいものです。

ということで、今日は３度目なので、終始３０倍ズームの双眼鏡で綜馬さんを追ってました。多分隣に座っていた方が今さんのファンの方かと思うのですが、微妙に双眼鏡の位置がずれていて奇妙な空間だった。

綜馬さんが舞台に出ていない時は便乗して今さんを追っといた。
もうなんか面白くて。･･･眉毛が。
あれなんかもっと他の書き方ないのか。せっかく顔小さくてスタイルいいのに勿体無い！そして髷の位置が高すぎだよ！ああ今さんああ今さん。
一座の名前を考えている時に、今さん笑い堪えてるんだね。今さん演じる右近実は仲間に入りたくて仕方ないのか？そんな所もジャべとかぶる。

流石３０倍ズームだけあって表情がよく見えます。でもこれ心臓に悪いです。
綜馬さんずっと見てたら胃とか心臓が痛くなってきました。
ああなんて男前なのこの人･･･！アリなのこういうの！？
彫りが深すぎてもはや日本人じゃない。目がキラキラしている。
どんな格好していても貴族っぽい。育ちのよさって表れるんですね。英国紳士オーラを
ビンビンに発してる。

双眼鏡ではじめてよく見えたのですが、ラストの場面綜馬さん泣いてるんですね。
目が真っ赤。ああ泣ける･･･。捨吉さんどんな辛い経験をしてきたのでしょうか。
その後のしっとりと歌う「風を結んで」が堪らなく胸にきました。泣ける。

バカな話１。今日は舞台上で（というか歌の時）まばたきをしないと評判の綜馬さんとまばたき対決してみた。無理。あえなく敗北。
それどころか２幕のラストあたりの歌の時に、ちょうどこちらの方を見て歌っている時があって双眼鏡越しにモロ目線で悶え死んだ。
燃え尽きたよ･･･真っ白にな･･･。古。
多分「ひっ」とか小声で発していたかもしれない。ごめんなさい。

バカな話２。由紀子お嬢様が「フリーズ！！」と叫ぶシーンであの３人組が妙な固まりを見せるじゃないですか。そのシーン、今日綜馬さん多分素で笑って我慢してた。
綜馬さんしか見てなかったので、あの３人の何が面白かったのかはわからないんですが（オバカ）惜しい、みたかったな。

同行者のお姉様も言ってましたが、綜馬さん１人だけ浮いている感じがするんだよね。
私はこれはいい意味でそう思う。ストーリーテラーとしてぴったりだと思う。
歌声とか全く次元が違う感じですし。いやみんな上手いんだよ、坂元さんは言わずもがな。
なんというかね、とっちらかってしまい兼ねない舞台を上手く繋ぎとめてくれていた存在だと思いました。

ああ、楽行きたい行きたい行きたい。
行ける人が羨ましくて魔法で野獣にしたい位です。もう発言がおかしい。
捨吉さんにもうお会いできないのですね。寂しい。
「へいっ」とか「松！」とか「すかんぴん！」とか「またね！」がまた聞きたい。
次に会う時は陛下でございますか。ああ陛下お会いしとうございます･･･。
そうそう陛下の初日チケ血眼になってとりました。頑張りました必死ですから。

幸せの種が欲しい。