na2kox's diary

熱しやすく冷めやすい人間の生産性のないくだらない日々を綴る備忘録です。

ラストゲーム 最後の早慶戦


ラストゲーム 最後の早慶戦 (6/21 青山劇場)
柳浩太郎 城田優 和田正人 鈴木裕樹 荒木宏文 加治将樹 中川真吾 柳下大 牧田哲也 中村昌也 三上真史 遠藤雄弥 中村優一 足立理 ほか

甘くみて観劇に行くと、涙てしまう人もいるんじゃなかろうか。
と言える位の素晴らしい舞台でした。
芝居に対して本当に真剣に取り組んでるんだなぁと感激した。

D-BOYSの若さだからこそ出来るがむしゃらぶりが、ちょうどあの頃ただただ野球をやりたいという気持ちだけで突っ走った彼らに重なって見えました。その当時を知らない私でもそう見えたし、感情移入が容易に出来た程。ただでさえ、個人的に野球が大好きな上、数年前「早慶100周年記念試合」を観戦に行ったりしているので、余計にそう思えたのかもしれない。

野球がやりたくても出来ない。こういった苦しみを持っていたのは、学生だけではなくてプロ野球だって同じだったわけですが(その頃は職業野球ですな)今の彼らにはこの題材が適任でしたね。

全体的に各々の芝居のレベルも高いし、脚本や演出や場面転換の仕方も凄く良かった。
比較的重い内容ではあるものの、笑いあり歌ありダンスありとメリハリのついた退屈させない舞台でした。

キャスト陣に触れますと、解かってはいたものの、みんなユニフォーム+キャップだったりと判別するまでにかなりの時間を要しましたよ・・・。ちゃんなかでさえわからんかった。

しかし、荒木くんはすぐわかりました。彼は今回座長ですね。ゲキレンの理央役でしか、彼のお芝居を見た事がなかったので、凄くびっくりしました。爽やかで好青年でいて意志をしっかりと持った野球部マネージャーを見事に演じてました。個人的には1番印象が強かったですね。
あと印象に残ったのは、ずっきーと和田くん。
ずっきーは芝居には若干難があるものの・・・とにかく舞台栄えしますね。これって大事なとこ。早稲田のキャプテン役は、D-BOYSの中でもしっかりもののイメージがある彼にはハマリ役だったかと。
和田くんはやはり最年長という部分もありますが、どっしりとした芝居で憎まれ役をしっかり演じ、舞台をしめてくれていました。序盤の強面ぶりが後半の涙を誘う名シーンになってましたな。もともと敵同士ではなく、仲間。「生きた証を残したい」という強い気持ちは同じ。「戦場で会おう」この言葉の深さに泣けました。
他にも 在日朝鮮人という難しい役どころを柳下くんが好演。早稲田組はキャラクターの位置付けがしっかりしていて、各々がそれぞれをきっちり引き立ててました。みんな良かった。

そして、慶応組のWキャストの2人。遠藤くんとちゃんなか。
遠藤くんはやっぱりいいっすなぁ〜。もうまさに慶応のキャプテン!といった感じで、ぴったりだった。ただ芝居は本当に文句ないんですが、声の張り方が気になったっちゃー気になった。初日しか見てないんで何ともいえないんですが、まだ若干手探り状態だったのかな?
ちゃんなかも思ったよりも良くて、荒木くんとの絡みのシーンは胸にきましたよ。遠藤君と同じく出番は少ないながらポイントのあるいい役どころでしたね。
しかし、ちゃんなかはラストの歌とダンスのところで、飛びぬけてはしゃいでいてどうしようかと思った。あの弾けぶりは異常。ちょww何がそんなに楽しいんだwwってリアルで言いたくなるほどのはっちゃけぶりでした。満面の笑みで。なんか嬉しいんですよねわかります。非常に可愛かったのでいいです。

Bキャスもみたかったんですが、時間的な余裕がなく断念。
あと気がかりなのは熊井くんの降板ですよ・・・。くまーい・・・。正式な発表はないし、ブログの更新もないし、大丈夫なのか・・・。キバでは新世界の神になついてジンジンしてるけども。