na2kox's diary

熱しやすく冷めやすい人間の生産性のないくだらない日々を綴る備忘録です。

BOYS TIME

BOYS TIME ~藤井隆主演 宮本亜門演出~ [VHS]

BOYS TIME ~藤井隆主演 宮本亜門演出~ [VHS]

ウルフルズのヒットナンバーに乗せて送る宮本亜門演出によるミュージカル。
悩み多き男達が「男が自分の人生を取り戻すツアー」に参加して・・・といった感じのお話。

話の内容はあまり深くないですが(いや言いたいことはわかる)そんなことより楽しもうといった感じです。ショーですショー。歌アリ、踊りアリ、笑いアリ。

ビデオで買うと5000円超えるんですが、レンタルもあるところはあるようです。
渋谷のTSUTAYAで見た覚えがある。

山本耕史の出演場面チェックー。
まずはじめに、「ウルフルズ A・A・Pのテーマ」から歌って踊って登場。
踊りがこれかっこよくてはじめの方、ヤマコーセンターなので要注意です。
で途中ソロあり。多分これで歌うまいという事実を知らない方は度肝を抜かれる歌唱力。
ほとんどのバラード、難しい曲はヤマコーに頼りっきりです。
そしてはじめのほうの初バラード、「いいたい事はそれだけ」をあの甘くかすれた低音ボイスでしっとりと歌い上げます。う・・うまっ!

物語も中盤に近づき、という頃になぜか、物語と関係なくSHOWTIMEというものが入ります。珍しいのかな、これは。でもこれがなかなかみんな踊りがかっこよくて見入った。

「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」は、みんな色違いのボーダーで頭はアフロのズラでかっこいいダンス付き。これもまたヤマコーのソロがあります。踊りもいい。

「てんてこまい my mind」ではなぜかプレスリーのようなロッカーヤマコーが拝めます。いつもより低め、太めの声で歌い上げます。またこれが上手い。

「すっとばす」ではサテン生地のパステルカラーで色違いの長袴の裾をひらひらさせての踊り。忠臣蔵。扇子を使ったものもかっこよくて歌になぜかぴったり合っていて素晴らしい。ヤマコーはさすが副長、和風がよく似合います。そういえばこの服が一番似合っていたような気がする。
オレンジを着てますが、物凄い肌の白さが際立ってます。

その後はみんなで男らしさについて語り、ヤマコーが「やっぱり侍でしょ」のセリフ。
なんか凄い。竹刀と足で音を作り出して、「ガッツだぜ!!」を歌い上げ。これもかっこよかったなぁ。あ、ここらへんヤマコーずっとセンターです。

「ワルツ!」では、カウボーイの格好で、出演者多数がパルコ劇場を客席から舞台まで所狭しと駆け回ります。ヤマコーは長縄を使ったアクションで楽しませてくれました。うーんなんでもできるね。

この辺かなりハードで(曲も続きだし)みんな結構息が切れ気味でしんどそうなんだけどそれでも笑顔。最後にバンとポーズを決めて曲が終わりしーんと静まって・・・。
バラード「あの娘に会いたい」が流れ出します。
ヤマコーはもちろんセンターに立ち、歌い出すんですが、全く息が切れてない。乱れもない。しっとりと聞かせます。これはもう凄いの一言。これがまたいい歌なんだよねー。

SHOWTIMEも終わり物語終盤へ。
ボートのシーンで、ヤマコーがギター1本で「いくつになっても」を静かに歌い上げてくれます。ずっと聞いていてもいいなぁと思えるほど良かったです。あー上手い。声が通ってよく出る歌声だから、裏声はどうなんだろうと思っていたんですが、裏声も上手い。なんというかなんでもできるんだね、ほんとに。

あとは「ウルフルズ A・A・Pのテーマ」をもう一度。
幕が下りてまた上がって「バンザイ〜好きでよかった〜」を1フレーズごとみんなで歌い上げて「あそぼう」へ。この辺あー楽しいと思ってる自分がいます(笑)
踊り観ているだけでも楽しいし、歌もたのしめるし、絵も楽しめるし(笑)とにかく私は5000円は安い買い物だったと思いました。でもビデオってすぐ老化するから困り者なのですが。